もう先週の話ですが、終了直前の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0」を観てきました。(公式サイトはないみたいで、スカイクロラのサイト内のページにリンクしてみました)
あらすじはパス(笑)。
押井守監督作品を映画館で観るのは、多分「機動警察パトレイバー 2 the Movie」以来。正確に言えば「ミニパト」になるけど、自分の中では映画というにはちょっとね(笑)。
(もしかしたら「イノセンス」も映画館で観たかも。DVDだった気もする・・・)
基になる「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」(以降「攻殻1」)はDVDで観ましたが、もう随分前の話であんまり覚えてなくて、リメイク作品ではあるけれど初めてのような気持ちでチケットを買いました。
でも観ているうちに思い出すもので、途中からはこのシーンはどう変ってるんだろうとか思うようになってしまって、かえって映画に集中できなかった感じです。
「攻殻1」から一番変わったと言えば一部3DCG化されてることですね。
オープニングのお約束の素子が高いところからダイブするシーンがいきなりCGで始まるもんだから、かなりの違和感。
SACのオープニングもフルCGでしたがまたあれとも違うし、アップルシードとも違う。
で、素子が出ない場面ではアニメ絵なのでこれまた眼が戸惑いますが、"草薙素子"にはこだわってるんだぜ!という思いはひしひしと伝わってきます。
また声も全部撮りなおしみたいで、素子たちの会話が非常に滑らかで間がとっても自然。
TVシリーズでも同じメンバーですから息はピッタリ。
声と言えば、人形使いの声が榊原良子さんに変ったのもかなりの注目点です。「攻殻1」は男性の家弓家正さんでしたから、何となくがない押井作品である以上、声を女性にした意味を考えないわけにいきません。
(実際の性別は不明ですが)男であればバトーとの間で揺れ動く"女"としての素子が前面に出てきますが、人形使いが女となるとそういったこととは別の何かをいろいろ想像してしまいます。
「攻殻1」公開は95年。当時はネットなんて全く一般的ではなく、広大な電子ネットワークや電脳、情報生命体といった要素を一般の人にも分かりやすくするために男女の構図にしたけれど、いまやネットは誰もが触れられるものになり、そういった簡素化も不要だと考え、女にすることで本当に伝えたかったことを表現したのではないか、とかね。
でも、榊原版人形使いが「女」かというとちょっと違う。
より中性的になったと言う感じかな・・・うまく言い表せてないけど。
改めて「攻殻1」を観ればそこがもっとクリアになるかもしれません。
しかし、攻殻は相変わらず(私にとって)話が難しいです。
パンフレットやサイトで検索してようやく事件の全容が理解できて、台詞や仕草の意味に今更驚くというのを繰り返してます。
言い換えれば1回で2度美味しいシリーズなんですけどね(笑)
TVシリーズもまた見返してみようかなあ。と思わせるから本当に恐ろしい作品です。
攻殻機動隊作品を一度も観てないという人も、とりあえず「攻殻1」は観ることをオススメします。
その世界について行けるかどうかは観ないと分からないし、アニメだからとか言って敬遠するのは非常にもったいないです。
なによりこの作品が13年前に作られ、そのメッセージが今になってようやく多くの人が理解できるようになってきたというその濃厚さを、ぜひ感じて欲しいですね。
関係ない話ですが、映画「攻殻機動隊」の続編のタイトルが「イノセンス」で、なぜ「攻殻機動隊2」でもなく副題にもそれが使われなかったのか気になったことがあったんですが、複雑な大人の事情があったみたいです。
アニメならではのややこしさですねえ。